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忘れてはならない
3/11の東日本大震災で
甚大な被害を受けた福島第一原子力発電所。

震災直後は、連日ニュースの冒頭で取り上げられ
原子炉の仕組みを説明する模型やパネルを目にしていました。
そしてアナウンサーの口から出てくる
「メルトダウン」「水素爆発」「汚染水」 etc.
恐ろしい単語の数々に 不安を募らせました。

ところが震災から半年が経った今、
放射性物質のニュースはときどき耳にしますが
原子力発電所自体のニュースを見る回数は 極端に減った気がします。

いたずらに国民の不安を煽るような報道は避けるべきだと思います。
しかし、何も知らされない状態が続くと、多くの人々は
「落ち着いたのだな」と楽観視してしまうのではないでしょうか?
私も あまり気にしなくなっていたのが現実です。

ところが、原発事故を身近に感じる出来事が2つありました。

1つは 私の勤める会社が原発復旧作業に携わることになったコト。
建設会社なのですが、復旧に係わる施設を建設するために
何人もの社員が現地に赴いています。

もう1つは だんなさんの友人(福島県郡山市在住)が
家族で東京に移住してきたコト。
東京で新たに仕事を探し、家を探し、生活しています。

原発の近くで作業する人の気持ちも
避難を余儀なくされる人の気持ちも
私には微塵も理解することができません。
軽々しく声もかけられません。

私に出来ることは・・・ まず「原発が何か」を知るコト、
そして日本に原発が必要なのか、不要なのか、
自分で考えられるように 情報を収集するコトだと思い
ひとまず、原子力発電所に係わる本を読みました。

20110915-1.jpg

・原発のウソ(小出裕章著)
  原子力という専門的な分野の話なので、やや難しく感じますが
  それでも私のような素人が原子力を知るには 分かりやすかったです。

・福島原発の真実(佐藤栄佐久著)
  元福島県知事の本です。「国策」として推進してきた原発・・・
  それなのに「国民のため」という図式が見られないのは何故だろう。

・朽ちていった命 ―被曝治療83日間の記録―
  この本は・・・ 重いです。
  確実に身体が壊されていく様と医師の葛藤が記録されています。
  被曝というものの恐ろしさが じわじわ伝わってくる本です。

こんな本も読んでみました。

20110915-2.jpg

・福島原発の闇
  原発内で働く作業員の様子を描いた本。
  イラストは、あの水木しげる先生!!不気味さ倍増です・・・
  妖怪よりも原発のほうが恐ろしい。

今まで私は、TVで声高に「原発反対・原発不要論」を唱える人を見ると
「ん~」と 若干の不信感を抱いてきました。
口で言うのは簡単。でも代替エネルギーはどうやって得るの?
そんな疑問があったためです。
日本の経済活動を維持するには、電力は必要不可欠です。
だから 原発は必要悪なのでは、と。

しかし、原発に関する本を読んでいくと
日本に原子力発電所はいらないのでは?と考えるようになりました。
やはり、命よりも優先されるものはないと思うのです。

まぁ、まだ原発反対派の人が書いた本しか読んでいないので
原発推進派の人の本も読まないと、フェアじゃないのかな。
by akari_s3 | 2011-09-15 09:20 | LIFE


家のこと、好きなモノ etc. 日々の暮らしを綴っています。


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